簡単に落としてしまう

指摘を受けたこと。僕の歌は下の句が「××の○○」という形になることが多く、しかも「○○」に入るのは「僕」か時間を表す語句であることが多いらしい。気をつけよう。
ふと思ったのは、歌を詠むとき完成させることを急ぐあまりにそう云う癖が出てしまうのであろうと云うこと。きっと、歌が完成しないことに耐えられないのだ。もしくは、本当に歌が完成する、つまり、くさびのようにずしりと重いような歌になること、に僕自身が耐えられないのかも知れない。ちょっと理解されにくいかも知れないことだが。あるいは、歌という極めて自己を深くえぐることが可能なメディアの特性に対して、僕自身の心性がそれをえぐられる事に対して抵抗しているのではないか。
これは歌だけに限らないのではないか。むしろ、歌なんて云う言葉遊びのメディアを囓ってしまったが故に、僕の言葉は、自己の深い部分とは無関係かつ無尽蔵に発せられてしまうようになったのではないか。しかし、これは歌を詠むこととは全く逆の方向、人として言葉を発する事とも全く逆の方向である。
なんて発している言葉も軽かったらどうしたら良いんだ〜!←ここら辺が軽いのかと。
と、下の短歌がid:nekokusaさんがされてるような反歌になってる感じ。