NHK-FM ETV連動企画「眠れない夜はケータイ短歌」

枡野浩一が出るというのでラジオが無いので弟君(壱号)の車の中で聴いた。パーソナリティはふかわりょう?いや、彼は好きなんだけど、しきりは出来ないんじゃないかなあ…と思っていたら案の定、彼一人毒にも薬にもならないようなコメントを連発し、枡野浩一がちょっとでも歌に対してネガティブな発言をすると大きな声でごまかしてしまうという状況。ていうか、ふかわりょう声が大きすぎ。枡野浩一声小さすぎ。
字余り・字足らずなんでもOK、難しい“お約束”は一切ナシとのふれこみ通り、紹介されるのは「短歌?」と思わせるようなものが多かった。俳句もあったぞ。
枡野浩一の影響で、どうも「三十一文字」で「句またがり無し」の短歌になじんでしまって、破調であったり字余り・字足らずの歌の意味を理解するのが難しくなっている。これは、他の歌集を読んでもそうだ。これはいいことだろうか、悪いことだろうか。
「教室」、「夜光モノ」、「夏休み」の題詠。こういうお題を出されると、僕は引き算で考えてしまう。「教室」だと、「窓」や「放課後」や単純な恋愛の歌は難しいだろうし、発句で「教室で…」とか使うと相当アクロバティックに詠まないと成立しないような気がした。「夜光るモノ」だったら、「花火」とか「星」とか「夜景」とか「コンビニの灯り」とかは難しいだろうなと。「夏休み」だったら、「海」とか「宿題」とか、発句や結句で「夏休み」は難しいだろうな。などと考えていたのだが、番組で紹介された歌は僕の意図とは全く関係ない感じ。
斯く云う僕もちゃんと歌を投稿しました。今日の夕方くらいから作り始めて、募集締め切りまで合計八首。全投稿歌が四千首だったらしい。多いのか少ないのか。
残念ながら今回は紹介されなかった…。まあ、ぼちぼち推敲してこちらで紹介するかも知れません。
番組自体はダメダメだったけれども、最後に枡野浩一が選んだ三首はさすがにすごいなあと思いました。