短歌日記「恋7」

渋谷から道玄坂を二人して恋の階段下りはじめる(出石正比古)
枡野浩一のかんたん短歌blog」*1への投稿歌。
道玄坂から円町入ったときの異世界感は堪らないものがある。尤も、テレビで観るあの渋谷の交差点は云わば渋谷の姿の張りぼてで、少し離れただけで全く違った雰囲気になる。それが渋谷の面白いところでもあるのだろうが。
やはり東京には恋々の情がある。誰でもない自分を受け入れることができれば、誰でもない自分を誰でもなく受け入れて入れてくれること。東京に住めばきっと違った印象を受けるかも知れないが、誰でもない自分を受け入れられない今の僕には東京はきっと住めないだろうと思う。なんて、歌の後にくだくだ述べるのは、歌に自信が無いからかなあ。
先週選外だったのは凹んだけれど、やっぱり選評された歌のレベルは高い。違う次元から詠んでいる感じがする。他人の歌もちゃんと読むようにしないと駄目だね。インプットがないとアウトプットできない。