歌
眠れない夜 冷えきった缶ビール グラスに注ぎ泡を見てみる(出石正比古) 初出:mixiコミュニティー「さみしさ銀行」
今日の朝 パンの香りを感じたら 昨日の僕はもう消えていた
今日の朝 昨日の僕はもう消えて この朝からが今日だけの僕
もしかして誰かの不幸と繋がっているのだろうか僕の幸せ
はじまりも終わりもしない輪廻する僕にはじまる僕の一日
福袋買って後悔するだけじゃ駄目だ おみくじなんだと思え
さみしさはひとりひとりがもつものでたにんとわかちあうものでない
ポケットに入れる物などありません ポケット自体ついていません(出石正比古)
明日の朝満たされている事でしょう カフェオレボール 昨日と同じ(出石正比古)
さみしさは硬貨の落ちる音のよう 余韻ばかりを残して消える
「安っぽい政治談議は床屋にてお願いしますと」白い看板
云い訳は聞きたくないよ松茸もまだもう少し食べていたいし
あまりにも時の経つのが早すぎて 置いてけぼりになる僕の影
おかしさや愉しさのあと くる気分 DNAに記載されてる(出石正比古)
証拠を握っているように 声色がぶれないように君に「おはよう」(出石正比古)
悲しいの「ココロのボス」の悲しみがいまならわかるような気がする(出石正比古)
気づいたら場末のバーで飲んでいて帰りの旅費はもう無くなった(出石正比古)
お茶代わりロシアンホワイト飲み干して 生クリームが口ひげ作る(出石正比古)
独り飲む「スミノフアイス」は甘すぎて遠いロシアの景色も見えず(出石正比古)
嗚呼一人酒飲んでいるこの身には故郷などないような気がする(出石正比古)
甘えては生きて行けないことなどを遅まきながら学んだ火曜(出石正比古)
不条理に産み落とされて哭くことで存在意義を探る月曜(出石正比古)
突然に世界の終わり告げられて 悲嘆に暮れて終わる日曜(出石正比古)
少しずつ君に刻まれた刺青 もう消せないと今受け入れた(出石正比古)
ピーチフィズ? ピーチソーダ? のどっちなの? こくり飲み干す首筋を見る
誤りがあるようなので謝った 謝り方も誤りごめん(出石正比古)枡野浩一のかんたん短歌blog powered by ココログへの投稿歌。 ちょっとたくさん投稿しすぎか。
謝って済むことならば鳩が首縦に振るよう誤ればいい(出石正比古)枡野浩一のかんたん短歌blog powered by ココログへの投稿歌。 謝るのは簡単すぎる。謝れないのも困りもの。謝り方も難しい。つまり、知らぬ同士のひととひととが真の意味で「触れ合う」こと…
*追記(2006.03.01):ここの関連テキストはすべて「胡桃の中の航海日誌@はてな版(仮)」にまとめました。この「ミクロコスモス譜」での当該ログは今後削除する可能性があります。今回の課題は痛い 枡野さん批判したのは僕ですごめん(出石正比古) 枡野…
かつて皆乙女であった記憶など思い出しても気色が悪い(出石正比古)
乙女とし少女時代を過ごせずにいたせいなのかガーリーな君(出石正比古)