短歌日記

万葉集柿本朝臣人麿かきのもとのあそんひとまろの読んだ歌

  • 秋山の黄葉もみぢを茂みまとひぬるいもを求めて山道やまぢ知らずも
  • 去年こぞ見てし秋の月夜つくよは照らせどもあい見しいもはいや年さかる

まさひこ気分本意訳。秋と云うのは置いといて。
一首目:山は草木で茂ってて迷うのね。だから君を探したくてしょうがなくても何処を探したらいいのか皆目見当が付かない訳なのですよ。だから、探したくても探せないと云うのは僕としてはかなり悲しい訳ですよ。
二首目:まえは一緒に月を見たよね。月も僕と君の風景を構成する一つだったはず。でも、僕を照らす月も月が現れる現象としては同じはずなんだけどやっぱり違うんだよね。まあで、君が年々遠ざかるなんてことはごく当たり前のことなんだだから。何を今更独りで「月〜」なんて詠っているのがちゃんちゃらおかしいんよ僕。
臭い。ぷんぷん臭う自分が愛おしい。