お茶日記 ロブノール
「その他」というええ加減なカテゴリを作ってしまったのは失敗だったかな。そこは、以前は「中国茶」や「英国茶」、「日本茶」というように分類していたのだが、茶葉がインド産だろうがアフリカ産だろうがどれも「英国茶」にしていたのに、中国産の場合は「中国茶」に分類していて、野口悠紀雄『「超」整理法』で云う所の「こうもり問題」が発生してしまうので、それを防ぐためにも分類基準を産地に変えたのだ。
ダージリンのなかに、ほんのわずかだけ配されたアールグレイ。消えてはまた現れる、幻の湖ロブノールを想わせる幽玄な香りです。
しかし、このお茶。テイエで云う所の「クラシックブレンド」にあたり、インド産のダージリンにアールグレイをブレンドしたお茶なのだが、このアールグレイが曲者。アールグレイはダージリンにベルガモットで着香したお茶なのだけれど、他にもセイロンやキームンをベースにした物もある。従って、引用のようにダージリンにアールグレイを混ぜるって何処の茶葉のアールグレイなのか判らない。ダージリンのアールグレイであるならば、単なる薄いアールグレイになってしまう。
能書きはこれくらいで。
昨日紅茶を淹れたのと同じく工夫式で。1煎目、味も香りも薄くていまいち。2煎目は30秒蒸らしたが、渋みが強くなっただけ。3煎目は1分蒸らしたが渋みもいまいちで出なかった。今回はちょっと失敗。
