短歌日記「ひとり4.2」ひとり足りない野球

ちっちゃなうーた」の鷲家さんと枡野先生からアドバイスいただきました。ありがとうございます。
鷲家さんのご指摘は「下駄箱にあの子の靴がもうなくて」では、では転校ではなくて下校ではないかとのこと。確かにそうです。気づきませんでした。となると、転校をちゃんと示唆する言葉が必要になります。
枡野先生のご指摘は「下駄箱」であるから「靴」を出す必然性は無いとのこと。そうなると……。

  • 下駄箱にあの子の名前がもうなくて ひとり足りない野球をしてる

となるのだが、二句目が字余りになってしまった。
「君の名前がもうなくて」、「彼の名前がもうなくて」とすると字余りにはならないが、あくまで子ども視点のはずなので「君」と「彼」はちょっと違うとも思わないでもないが、「君」程度ならまだあるか。

  • 下駄箱に君の名前がもうなくて ひとり足りない野球をしてる(出石正比古)

なんか、僕と「君」の関係の密度が濃くて意味深になりました。