月下推敲

短歌日記 ロックンロール

mixiのコミュニティ「短歌点」(旧あたらしいダイエイ)への投稿歌の推敲。1.0 転がって落ちる速度は同じでもロックンロールには程遠いライク ア ローリング ストーンみたいな。 1.1 人生の転落速度は同じだがロックンロールみたいにできす。ガリレオね重量…

ひとりで眠る

「ひとり1」の推敲。 ときめきが悲しみに変わるその前にベッドに伏してひとりで眠る 「ときめき」が駄目なのか、「ときめき」を適切なものに変えたら良いのか。何を変えたいのか。兎に角、何かが悪いように変わる前にベッドに伏してひとりで眠りたいのだ。

ひとり足りない野球

「ひとり4.2」で、 下駄箱に君の名前がもうなくて ひとり足りない野球をしてる としましがた、枡野先生の「字余りでも「あの子」案、捨てがたいです」とのアドバイスを受けて「ひとり4.3」で以下のようになりました。 下駄箱にあの子の名前がもうなくて ひと…

短歌日記「ひとり4.2」ひとり足りない野球

「ちっちゃなうーた」の鷲家さんと枡野先生からアドバイスいただきました。ありがとうございます。 鷲家さんのご指摘は「下駄箱にあの子の靴がもうなくて」では、では転校ではなくて下校ではないかとのこと。確かにそうです。気づきませんでした。となると、…

「ひとり4.1」ひとり足りない野球

枡野先生に選評頂いた歌を推敲しよう。下のは元の歌 街へ行くあの子のいない放課後にひとり足りない野球をしてる 下の句はそのままが良いかな。メンバーが足りないと困ってしまって、かつ子どもがする遊びと云ったらこれしか思い浮かばない。サッカーなんて…

ひとり

「ひとり」と云う単語に伴う感情の重み付けと云うものがあって、それは例えば「ひとりぼっち」だとか「独り」だとかに象徴されるようななにやら寂しい悲しい、そう云う類の感情が喚起させられる。 もちろん、「ひとり」と云う言葉はそのような感情を付与され…

みんながひとりで

「ひとり」ってテーマで歌を詠んでると、あたまが「ひとり」モードに入るのでひたすら寂しい。人と会ってても人と話してても、もちろんひとりでいても寂しい。これの感情が駆動して歌になれば良いのだけど、感情モードだけで歌を詠むのはだめだと思うので論…

ときめき

ときめきが悲しみに変わるその前にひとりで眠るベッドに伏して(出石正比古) こっちのほうが筋がはっきりしているような気がするのだけどどうだろう。でも「ときめき」って……。

ときめき

「ときめき」ってのがどうかとも思う。「ひとり」ってテーマでの歌のストックはたくさんあるけれども、作りやすい分難しい。取り敢えずアップしたけれども、ここからどう変えるか。

ふるさとの訛りなつかし

ふるさとの訛りなつかし 停車場の人込みの中に そを聞きに行く(石川啄木) 下の歌は、もちろんこの歌の本歌取りだったのだけれど、うろ覚えだったのでちゃんと本歌取りになっていなかった。推敲してみよう。 ふるさとじゃないけど懐かしい訛り 停車場の数指…

あすになったら忘れそう

例えばそう云うシチュエーション。1回目のキスは「お互い衝動的だった」で済まされるど、衝動的には済ませたく無いと云う下心か、理性的な頭でしたいと云うかそう云う時って無いだろうか。しかし、「あすになったら忘れそう」と云う常套句(?)はどうだろう…

黒山羊・白山羊

白やぎさんからお手紙ついた。黒やぎさんたら読まずに食べた。しかたがないのでお手紙かいた。さっきの手紙のご用事なぁに。 まあ、そう云うストーリーなのだが、僕は昔間違って解釈していて、黒やぎさんがお手紙を書いて送らずに食べてしまったと云うストー…

世界の中心で、愛をさけんだりしたい。

片山恭一『世界の中心で、愛をさけぶ』なのだけど、元ネタは『世界の中心で愛を叫んだけもの』と云うSF小説だそうな。で、身近なのはアニメ『エヴァンゲリオン』の最終話『世界の中心でアイを叫んだけもの』のその小説を元ネタに。この場合の「アイ」は「I(…

幸福は不幸に気づかないことでしょう?

「枡野浩一のかんたん短歌blog」の『2004.05.06 「笑い」評その1』*1で以下の歌「笑い1」を枡野センセに講評して頂きました。わーい。 ワライタケ食べたい!食べたい!幸福は不幸に気づかない事でしょう?(出石正比古) 「!」や「?」のあとは、1文字あ…

カンパリオレンジ

以前読んだ、 みたび読む君のメールに踊る文字まるでカンパリオレンジの赤 の改作。「オレンジ」と「赤」と色が2つ出てきてなんとなくぼんやりする感じ。カンパリオレンジは僕の大好きな飲み物。ここは「匂い」に注目したほうが良いと思い、 カンパリオレン…

エイプリル

この歌、最初は 「かなしみ」を考えるとき忘れてた自分自身が持つ悲しみを 云いたいことは十分に伝わってる。でも枡野浩一的に云えば「あらすじ短歌」になるだろうし、穂村弘的に云えば「コップ型短歌」になってしまう。 それから以下のように推敲を進める。…

2004-04-05-Monに、枡野浩一かんたん短歌blogに投稿した歌 悲しさはメープルシロップの味がしたホットケーキにしみをつくって(出石正比古+須永朝子) が4/9の枡野浩一かんたん短歌blogで枡野氏に、"cite="http://masuno-tanka.cocolog-nifty.com/blog/2004…

桜は散っているところです

この歌は、2004-04-09-金の短歌日記部の部活動で詠んだ、 何処かわからないところに居ます今桜は散っているところです に枡野氏が、 # mass-no 『この短歌、見逃していました。「かなしみ」ではないけれど、いいと思います。真ん中に1文字あきをいれたほう…